Proxy Autoconfig - プロキシ自動設定ツール


  • 自動設定するプロキシのリスト


  • 使用するデフォルトのプロキシ


  • URLごとの使用条件




■ 機能

Proxy Autoconfig はWebブラウザにプロキシを自動設定するためのスクリプトファイル(PACファイル)を生成・配信するサービスです。
本サービスを利用すれば、ブラウザに簡単な設定(指定された配信元URLの入力)をしておくだけで、利用可能なプロキシを常に自動取得してブラウザで使用することができるようになります。また、その自動設定の有効/無効の切替えは設定画面上のチェックボックスのON/OFFだけで簡単に行うことができます。

本サービスを利用することによって主に以下のようなことが実現できます。
  • 自動で取得された、または手動で指定されたプロキシリストから、稼動しているプロキシを自動選択して使用することができる。そのため、一つのプロキシが利用できなくなる度にプロキシ設定を変更し直すという従来の煩わしい作業が不要となる。
  • アクセスするページごと(IEの場合はサイトごと)に使用するプロキシをランダムに変更することができる。
  • アクセスするURLごとに特定のプロキシに切り換えることができる。
  • 普段は様々なサイトにプロキシを経由してアクセスするが、特定のURLにアクセスする場合のみプロキシを経由しないダイレクトなアクセスに自動的に切り換えることができる。
  • 普段は様々なサイトにプロキシを経由せずダイレクトにアクセスするが、特定のURLにアクセスする場合のみプロキシ経由のアクセスに自動的に切り換えることができる。

■ 利用方法

Proxy Autoconfig を利用してブラウザにプロキシを自動設定するためには以下の手順に従います。

1.フォーム入力

以下の説明に従いフォームに必要事項を入力してください。
▼ 自動設定するプロキシのリスト
本サービスではブラウザに自動設定するプロキシを自動で取得する方法と手動で指定する方法の2通りが用意されています。
自動設定するプロキシのリストを自動で取得したい場合には、上側のラジオボタン【自動取得】にチェックを入れて、プロキシの匿名性を選択してください。【自動取得】を選択した場合には、ブラウザの自動プロキシ設定を有効に切替えた時点で生存確率がより高い順に30件並んだプロキシのリストが当サイトのデータベースから自動的に取得されます。ただし生存確率の判定においては速度はほとんど考慮されません(極端に遅いプロキシが除外されるだけ)のでご注意ください。
また、自動設定するプロキシのリストを手動で指定したい場合には、下側のラジオボタン【手動入力】にチェックを入れて、テキストエリアにプロキシを「アドレス:ポート番号」の形式で一行につき一件ずつ入力してください。もし速度や所在地等の細かい条件を満たすプロキシのみを使用したい場合にはこの【手動入力】を選択するようにしましょう。
基本的にここで指定された方法によって取得されたプロキシリストの中からブラウザで使用するプロキシが自動選択されます。ただし、URLごとの使用条件において特定のパターンのURLに対し使用するプロキシが別途指定されている場合にはそのプロキシが使用されることになります。
▼ 使用するデフォルトのプロキシ
自動設定するプロキシのリストの中から標準的に使用するプロキシを自動選択する方法を指定します。
ここで「ページごとにプロキシをランダムに変更して使用する」を選択した場合、アクセスするページごとにランダムに自動選択されたプロキシが使用されます。ただしブラウザによって挙動が異なり、IEの場合はホスト名が同じページでは長時間同じプロキシが使用されるようです。
また、「プロキシリスト中のできる限り上位のプロキシを使用する」を選択した場合、自動設定するプロキシのリストの中でより上に入力されているプロキシ(自動取得する場合は生存確率がより高いプロキシ)が優先的に使用されます。ただし、そのプロキシがダウンしているなどして使用できない場合には、その一行下で指定されているプロキシが標準的に使用されることになります。
▼ URLごとの使用条件
URLごとの使用条件のテキストエリアには、一行につき一件のURLのパターンを、原則的にワイルドカード文字(「*」:0文字以上の任意の文字列、「?」:一文字の任意の文字列)を使用して指定します。ただし完全な形でURLを指定する場合はワイルドカードを使用する必要はありません。
また、URLのパターンとプロキシを「<<」で区切った文字列を指定すると、そのパターンにマッチするURLで使用するプロキシを個別に指定することができます。
なお、複数の条件にマッチするURLについては、それらの中で最も上に記述されている条件だけが適用されます。

URLごとの使用条件を入力するための書式については以下の例を参考にしてください。
  • 「http://」から始まるURLでのみプロキシを使用する場合
    下側のラジオボタンを選択し、テキストエリアに以下の文字列を入力します。
    http://*
    
    このように、任意の長さ(0個以上)の文字列を表すワイルドカード文字であるアスタリスク「*」を用いてURLのパターンを記述することができます。
  • 「https://」または「ftp://」から始まるURLに限りプロキシを使用しない場合
    上側のラジオボタンを選択し、テキストエリアに以下の文字列を入力します。
    https://*
    ftp://*
    
    これは上の例と基本的に同じ結果となりますが、選択するラジオボタンが異なります。他にも指定したい条件がある場合などに指定方法を使い分けるとよいでしょう。
  • 「http://www.mydomain.co.jp/」以下のURLに対してはプロキシを使用せず直接アクセスし、かつ「http://video.example.com/」以下のURLに対してはローカルプロキシ「localhost:8080」を使用する場合
    上側のラジオボタンを選択し、テキストエリアに以下の文字列を入力します。
    http://www.mydomain.co.jp/*
    http://video.example.com/* << localhost:8080
    
    このように、特定のパターンのURLに対して使用するプロキシを切り換える場合は、文字列「<<」によってURLとプロキシを区切って記述します。なお、この前後のスペースは実行時に無視されますので、必ずしもスペースを記述する必要はありません。
  • 文字列「.example.co.jp」を含むURLでは例外的にプロキシ「192.168.0.1:8080」または「172.16.0.10:3128」を使用する場合
    上側のラジオボタンを選択し、テキストエリアに以下の文字列を入力します。
    *.example.co.jp* << 192.168.0.1:8080,172.16.0.10:3128
    
    このように、特定のパターンのURLに対して複数のプロキシを指定する場合はそれらをコンマ「,」で区切って入力します。この場合、左側のプロキシが優先的に使用されます。万一左側のプロキシがダウンしているなどして利用できない場合にのみその右隣のプロキシが使用されます。また、ここで指定された全てのプロキシが利用できない場合はこのURLにはアクセスできなくなります。

2.自動設定用スクリプトファイル(PACファイル)の配信元URLの確認またはダウンロード

フォームに必要事項を入力し終えたら、【PACファイルの配信元URLを表示】ボタンを押してください。そうすると自動プロキシ設定用のスクリプトファイル(PACファイル)の配信元URLが表示されます。そのURLを後述する手順でブラウザに設定すれば、ブラウザでプロキシを自動設定できるようになります。
ただし、本サービスの仕様により、フォームに入力されたデータが一定サイズ(2000bytes)を超えるとPACファイルの配信元URLを表示することができません。したがって、巨大なプロキシリストから自動選択させたい場合やURLごとの使用条件を大量に指定したい場合などには、PACファイルをダウンロードしてローカルフォルダや自前のWebサーバに置くなどしてお使いください。

【PACファイルをダウンロード】ボタンを押すと、PACファイルをローカルPCにダウンロードすることができます。ダウンロードしたPACファイルをカスタマイズしてローカルPCの任意のフォルダ(ただしIE11以降では不可)や自前のWebサーバに置いて使用することも可能です。ダウンロードして使用したい場合は、ファイル名の拡張子をpacとして保存してください。

3.ブラウザの設定

ブラウザでプロキシの自動設定を行えるようにするためには、ブラウザにPACファイルのURLを設定しておく必要があります。
以下では例としてWindowsで使用されている幾つかの主要なブラウザの設定方法を説明します。

なお、PACファイルのパスは必ずプロトコルから記述する必要があり、もしPACファイルをローカルPCに置いて使用したいのであれば、「file://」から始まる絶対パスをPACファイルのURLとして入力することになります。例えばCドライブのtempフォルダ内に置かれたproxy.pacという名前のPACファイルを使用するには、「file://C:/temp/proxy.pac」をそのURLとして使用することになります。ただし、Internet Explorer 11 以降のブラウザではローカルPC上に置かれたPACファイルは認識されないため、Webサーバ上のPACファイルのURLを指定する必要があります。

■ Internet Explorer の設定
  1. 「ツール」メニュー
  2. 「インターネットオプション」
  3. 「接続」タブ
  4. 「設定」ボタン(ダイヤルアップ接続のようにISPとの接続・切断の切替えをPC側で行える場合) または 「LANの設定」ボタン(LAN等でISPの接続設定をルータ側に保存している常時接続の場合)
  5. 「自動構成スクリプトを使用する」をチェック
  6. 「アドレス」の欄にPACファイルのURLを入力
  7. 「OK」ボタン
■ Mozilla Firefox の設定
  1. 「ツール」メニュー
  2. 「オプション」
  3. 「詳細」アイコン
  4. 「ネットワーク」タブ
  5. 接続→「接続設定」ボタン
  6. 「自動プロキシ設定スクリプト URL」をチェックしPACファイルのURLを入力
  7. 「OK」ボタン
■ Google Chrome の設定
  1. 画面右上のメニュー
  2. 「設定」
  3. 画面下部の「詳細設定を表示...」リンク
  4. ネットワーク→「プロキシ設定の変更」ボタン
  5. 「接続」タブ (ここからは Internet Explorer の設定の手順3以降と同じ)
  6. 「設定」ボタン(ダイヤルアップ接続のようにISPとの接続・切断の切替えをPC側で行える場合) または 「LANの設定」ボタン(LAN等でISPの接続設定をルータ側に保存している常時接続の場合)
  7. 「自動構成スクリプトを使用する」をチェック
  8. 「アドレス」の欄にPACファイルのURLを入力
  9. 「OK」ボタン
■ Safari の設定
  1. 画面右上の一般設定メニュー
  2. 「設定」
  3. 「詳細」アイコン
  4. プロキシ→「設定を変更」ボタン
  5. 「接続」タブ (ここからは Internet Explorer の設定の手順3以降と同じ)
  6. 「設定」ボタン(ダイヤルアップ接続のようにISPとの接続・切断の切替えをPC側で行える場合) または 「LANの設定」ボタン(LAN等でISPの接続設定をルータ側に保存している常時接続の場合)
  7. 「自動構成スクリプトを使用する」をチェック
  8. 「アドレス」の欄にPACファイルのURLを入力
  9. 「OK」ボタン

4.設定完了

ブラウザの設定が完了したら、プロキシが正常に自動設定されていることをENV Checkerで確認してみましょう。ページが正常に表示され、REMOTE_ADDRの値に自分以外のIPアドレスが表示されていれば設定成功です(設定する前の値と見比べてみましょう)。
また、自動選択されたプロキシによってはアクセス拒否等のエラー画面が表示されてしまうことがあり得ます。その場合、基本的にIE以外のブラウザでは画面をリロードすると別のプロキシが選択し直されますが、IEの場合はリロードしてもプロキシが切り替わりませんので、一度プロキシの自動設定を無効に切替える必要があります。
自動設定の有効/無効の切替えは、ブラウザにPACファイルのURLを設定した際にチェックを入れたチェックボックス(またはラジオボタン)の切替えによって簡単に行うことができます。